リライブプログラム
リライブプログラムは、relive(「再活性化」「再び経験する」)という動詞から私たちが名付けました。従来の精神科デイケアプログラムと比べて就労・社会適応によりフォーカスしたプログラムで、再び社会の中で活躍できるように支援して行きます。

リライブプログラムで目指すこと The Goal
| 健康的な生活: | 心の健康と体の健康は大きな関連があります。生活リズムを整えることは、自律神経系を安定化させ、ストレス耐性を高めます。毎日規則正しく、良い睡眠、きちんとした食事、適度な運動を行うことが大切です。生活が不規則になると、肥満・高血圧・糖尿病などの生活習慣病を引き起こすだけでなく、自律神経系が不安定になり心の健康も損ないます。リライブプログラムは心と体の健康を目指します。 |
|---|---|
| 病気の理解と自己管理: | 社会の中で活躍するためには、病気を治して再発させないことが必要です。自身の病気をよく理解することは病気の治療と再発予防にとても重要です。また、自分の行動特性をよく理解して自己管理して行くことも病気の治療と再発予防にとても重要です。 |
| 人との関わり: | 多くの精神疾患は、人とのかかわりの中で生じるストレスが原因です。リライブプログラムの多くはグループプログラムで、グループに参加するうちに、対人関係からストレスを抱えるパターンを再認識します。様々なコミュニケーションのパターンが参加する中で身について行きます。 |
リライブプログラムの内容 Program
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土(月2回) | ||
| 9:00 | 朝の体操 | ||||||
| AM① | 9:30 ~ 10:15 |
ストレッチ/ メンバー主体/ 個別相談 |
ストレッチ/ メンバー主体/ 個別相談 |
ストレッチ/ メンバー主体/ 個別相談 |
ストレッチ/ メンバー主体/ 個別相談 |
ストレッチ/ メンバー主体/ 個別相談 |
フォローアップ講義/ 個別相談 |
| AM② | 10:30 ~ 12:00 |
坐禅(月1回) メンバー主体 |
メンバー主体 スポーツ |
※個人作業プログラム メンバー主体 |
理事長講義(月1回) | 認知機能訓練 メンバー主体 ※SR応用 (コミュニケーショントレーニング・SST) |
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| ※集団作業プログラム 創作活動 メンバー主体 |
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| 昼休み | |||||||
| PM | 13:00 ~ 14:30 |
テーマミーティング メンバー主体 |
メンバー主体 フィットネス |
※集団認知行動療法 メンバー主体 |
メンバー主体 フィットネス |
メンバー主体 ※SR基本 (コミュニケーショントレーニング・SST) |
フォローアッププログラム/個別相談 |
| 15:00 | 帰りの一言/個別相談 | ||||||
※は、一定の参加条件があります。
| プログラム | 目的 | 内容 |
|---|---|---|
| メンバー主体 | 自分でやりたいことを決め、楽しみながら、原則グループで行う。他のメンバーやスタッフとコミュニケーションをはかる。 | ボードゲーム・カードゲーム・オセロ・将棋・卓球・麻雀・運動など |
| スポーツ | 体力づくり。軽い運動で脳の活性化。チームプレイを通じてコミュニケーションをはかる。 | 卓球・筋トレ・有酸素運動など |
| 創作活動 | 個別で行う作業を通じて集中力・継続力を養う。グループでは協力して共同作業を行う。また、モノを作る達成感を得ることにより自信回復につなげる。 | 大人の塗り絵・絵手紙・書道・ボールペン字・木工・その他、モノづくり(各自持参も可) |
| テーマミーティング | エピソードの共有・振り返り・自己洞察・自己管理意識を高め再発防止・自己発見につなげる。人の中に居ること、発言をすることに慣れ、自身の考え方・手段を拡げていく。 (メンバー同士で共感できることが多い。) |
悩んでいること、困っていること、皆に聞きたいこと、症状についてなど話し合いたいテーマを募り、メンバー・スタッフで話し合う |
| フィットネス | 体力づくり・ダイエット・筋力増強。身体を強く、健康な状態にすることで心身ともに健康を目指す。自信回復。 | 各種トレーニングマシン・ダンベル・エアロバイクなどを使用して行う。個々の目標や状態に合わせてメニューを作り、計画的に運動を継続する |
| 認知機能訓練 | 個人で取り組む問題とグループで取り組む問題を通じて、集中力の向上・脳の活性化・自身の疲労度などを実感する。得意・不得意・自身の特性を把握し今後の生活や仕事、人付き合いに活かす。 | 認知機能トレーニング・クロスワード・間違い探し・計算問題やグループで行うクイズ問題など |
| 帰りの一言 | 多人数の前で発言をする練習をする。感想や自分をほめる事により自信を回復する練習をする。 | デイケアでの自分のことや気がついたことを振り返る・自分をほめる |
| 理事長講義 | 病気やストレスコーピングについて学ぶ。 | 病気について・ストレスについてなど理事長による講義 |
| 運動 | 体力の回復・健康度の向上・身体感覚を取り戻す・脳の血流促進による活性化をはかる。 | 筋トレ・ヨガ・ストレッチなど |
| 坐禅 | 本来、坐禅に目的は無く、坐ること自体が目的であると言われている。静かに坐り、心と頭の中の状態を無にしていくことで精神統一を行う。ストレス軽減・精神安定。 | 寺へ行き、住職の指導のもと、お堂にて坐禅を行う |
| SR基本 | 「不安」・「価値観」・「思いこみ」・「話す・聞く」・「感情」等についての講義、心理検査を通じた自己分析、グループワークを行う。 自身の特徴を知り、コミュニケーションを考える。 |
臨床心理士による集団での心理療法 |
| SR応用 | SR基本の修了者を対象に、より個別的なテーマについてのミーティング・SST・グループワークを行い、より良い人間関係を目指す。 | 臨床心理士による集団での心理療法 |
| 集団作業 プログラム |
集団での活動を通して対人関係パターンを確認する・業務に必要な能力の回復を確認する | 協働作業課題・集団討議など |
| 個人作業 プログラム |
集中力・注意力・作業能力などの回復と確認 | 個人作業課題・作業検査 |
| 集団認知行動療法 | 認知・行動の両面からの働きかけによりセルフコントロール力を高める | 集団での心理療法 講義と実践 |
| 土曜デイケア (フォローアップ) |
現在就労中の方も参加しやすい土曜日に行う。気分転換や交流、ミーティング、講義を実施。安定した社会生活をフォローする。 | 毎月2回土曜日 |
体調がとても悪い時期は、どうしても生活の中での医療の占める割合は大きくなってしまいます。
回復してくると、図のようにだんだんと医療の割合は減り、“地域”の割合が増えてきます。
ここでの“地域”とは、家庭・仕事・アルバイト・福祉的就労・地域の活動・友人と遊ぶ・出かける… 等々、社会生活全般を意味しています。
メインの活動の場が、医療中心から地域に移行していくということです。
メンタルリハたてばやしでは、この部分の橋渡しをする支援をしています。
具体的には、
- まずは週2~3日から利用を開始
- → 慣れてきたらだんだんと利用日を増やす
- → しばらく週5日を維持
- → 就職活動・就職
- → 仕事をしながら休みの日やフォローアップに参加
デイケアでは、基礎作りを特に大事にしています(健康的な生活・病気の理解と自己管理・人とのかかわり)。
各関係機関と連携して社会参加・社会復帰へとつなげていきます。
つながった後も随時フォローしていきます。
ご本人はもちろん、ご家族のご相談もお受けしています。

